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つぐのブログです。妻に呆れられるほど細かい思考の末、最善の選択で購入させて頂いた「モノ・サービス」をレビューしています

安い折りたたみ自転車を探していたけど、ブロンプトンを買ってみた。

【シェアカーやタクシーに乗せられる自転車が欲しかった】

 普段通販のみで生活をしているので、家電から歯磨き粉までAmazon楽天ですべて完結している。もちろん、自転車も通販で買っている。

 今持っている自転車は価格コムで評判の良かったDOPPELGANGER BLACKMAX 202 を一番安かったAmazonで購入したもの。特別軽いわけでもないが、折りたたみできるという魅力と後付けオプションのパーツが多い点、価格が2万円程度ということでコレを選択した。

 購入から4年、なにも不自由なく過ごしていたが、自動車事故を起こしたことで10年乗っていた愛車が廃車に。すぐ乗りたい車が見つからなかったこともあり、車は購入せずシェアカーとタクシーを使用するようになった。

 次第に自転車の使用頻度が格段にアップして、シェアカーとタクシーに自転車を載せられたら便利なんだろうなと思うこと多くなっていた。

 今でも折りたたみ自転車ではあるものの、3年間一度もたたまなかったので錆でガチガチ、掃除もしていなかったので汚れビッシリで触りたくない、もう折りたたむ気にならないというか、なんというか…。

 

【折りたためるだけの自転車は、折りたたむのが億劫になる】

 折りたたみ自転車で低価格まで幅広く品揃えがあるのはDAHON

少し予算オーバーだけどだいたい3万円~10万。このあたりを購入しておけばまず間違いは起こらないはず。

 でも折りたたみ後の形が「折りたためた」感じ。折りたためるまで自転車をずっと持ちあげて最後にはベルトで固定する…動画を見ても絶対億劫になると確信できる。

 また、折りたたみ効率を優先すると、自転車のサイズが小さくなり、走行性能が落ちる。このバランスの悪さでどの自転車にも手がでない。

簡単にたためてそれなりに走る自転車!しかも安い!そんなものを探していたが出逢わず、結局そんな便利なものはないんですよね…、

折りたたみ機構を諦めていっその事ミニベロでいいのではないかと思うこともあった(ミニベロにするぐらいなら買い換える必要がないんですけどね)。

 色々な自転車の比較サイトやおすすめサイトを見ていたら、「BROMPTON」という折りたたみ自転車があることを知った。

 これがかなり小さく正方形のほうにお行儀よく折りたためる。

下記の動画の折りたたみ時間は約10秒。奇跡レベル。リアキャリア付きはコロコロが付いていて折りたたんだ状態で転がして輪行できるという。

 走りもロードやクロスほどではないものの、街乗りでは不便しないほどらしい。ただ、価格が高い、20万円とかなり高い。高い。。

ブロンプトンとダホンの折りたたみ具合が比較している動画も発見したので乗せておきます。こう見ると結構違うんですね。

【20万円の自転車は、いくらなんでも高すぎる】

 なぜ2万円の折りたたみ自転車から20万円まで幅が広いのか。2万円の自転車はアルミ製でアルミは軽くて丈夫とある(DOPPELGANGERは過去に他の車種でフレームが折れる事故を起こしたという記事を見たことがあるので多少ビビりながら乗っていた)。色々なブログによるとアルミは固く振動が伝わりやすく長時間の運転では疲れやすいらしい。

 また耐久性も悪く10年持つとか持たないとか(10年持てば十分な気も)。いわゆる工賃の安いアジアで量産した製品って感じですね。もちろん、DOPPELGANGERは日本のメーカーが自社企画で生産しているので信頼もできるものだと思っています。

 一方、ブロンプトンはクロモリというスチールが使用されている。普通のスチールとは違い「クロームモリブデン鋼」という要は合金で、ざっくり言うとより丈夫でしなやかで自転車向けという感じ。ただ配合が違うだけでスチールなので錆びやすく重いというのはやむおえないみたい。

 また、ブロンプトンは自社製造のパーツを使いイギリスの職人が手作業で作っている。元制作マン的にはこれだけで十分購入理由になる(以前、グローブ・トロッターのスーツケースを購入したときはこの理由だけだった)。私自身、熟練した職人の技術は本当に素晴らしく、大切にしたいと思っているので、ちゃんとお金を出す価値があると理解している。安い自転車との価格差はこの素材の違いと作り方の違いで間違いないだろう。

輸入商品を購入する際は、日本に入ってくるときに関税や日本の代理店によって価格が大きく上がるため、現地の価格で商品価値をチェックするようにしている。イギリスのHPを見たところ Brompton Bikes 、現地の価格もそれなりに高く手間をかけて作っていると思われる。日本の代理店の取り分が高いと思いつつも。

【高い自転車は、どこで何をどう買うべきか】

 前回はAmazonで購入したのだが、1つ困ったことがあった。パンク修理やパーツ交換する際に地元の自転車でするしかないのだが、あまりいい顔をされない。ブレーキバーがゆるゆるなのに大丈夫ってサラッとお断りされるとか、、。そこで次こそは地元の自転車屋さんで買おうと心に決めていた。

 ちなみにブロンプトンは8月頃に新製品が投入され、翌年4月頃に注文が締め切られるらしい。注文すると数週間〜数ヶ月、私のほしいlowカラーはいつ入るか未定。在庫としてある可能性も少なく、ましてやオーダーなんてするとまずタイミングよく手に入らないらしい。希望はlowカラーの6速、Mハンドル。ご近所を回りましたが見事にございません。しかも2016年モデルは2015年モデルと比べて税込で約4万近く値上がり23万7600円。

 そんなある日、ふと寄ったお店に2015年モデルのlowカラーの3速、Mハンドルを発見。試乗させてもらうと平坦な街乗りには3速でも十分OKだった。ブロンプトンの3速は重さのレンジが広く扱いにくいので絶対6速がいいと言われていただけにときめいた。価格も20万5000円と2016年モデルと比べると多少のお得感。ということで購入を決めた。

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【この折りたたみ機構に価値はある】

 まだ購入後数週間ではあるが折りたたみ方にもだいぶ慣れて、ゆっくり行っても20秒かからないと思う。価格が高いこともありマンションの駐輪場には止めず、玄関に置いている。会社にも持ち込んでデスクの横で待機させている。

 折りたたみ自転車は構成パーツが多くとても重い、コロコロが付いているのでエレベーターまで転がして移動できるのはあまりにも便利だった。

 走り心地も上々でどちらかというとスピードを出すよりもまったり走るするイメージ。イギリス車独特?内部ギアの音に多少戸惑いもあったがまぁこんなものかレベル。

 踏み込んでみたところ約30キロのスピードはでていたので、街乗りで困ることはなさそうだ。これでシェアカーがある場所までさくっと行けるし、雨の日はタクシーに積んでさらっと帰宅できる。その日の夜の天気を気にする必要がなくなったはかなり嬉しい。輪行袋に入れると電車やバスにも乗れるのだから、すごい。