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つぐのブログです。妻に呆れられるほど細かい思考の末、最善の選択で購入させて頂いた「モノ・サービス」をレビューしています

可変NDフィルター(バリアブル)はどれが良いのか調べてみた

一眼動画はNDフィルターがないと始まらない

ソニーの一眼カメラを購入して数ヶ月、そろそろ本命の一眼動画でも始めますか!と思ってシャッター速度1/50でお昼に外出て見たところ画面は真っ白。

はい、NDフィルター使いましょうね。

ということで色々調べてみたところ一眼動画には可変NDフィルターが良いということで探してみるが、どれもいまいちの評価。

そこで可変フィルターは何が良いのか、妥協ラインはどこなのか、どれならイケるのか調べてみることに。

可変NDフィルターの良さは、2-400まで手動で可変できること。

・何枚も持ち歩かなくて良いのでかさばらない

 濃度固定のフィルターは曇りだと8、晴れてくると16など、付け外しをしないといけない。めんどくさすぎる。

・一枚を付けっ放しでいいので煩わしさがない

 NDフィルターの濃度が約2〜400と幅広く、しかもレンズの径に合わせて複数用意しなくていいので基本付けっ放しでOK。

・動画→写真→動画のたびに付けはずしをしなくて良い

 動画のシャッター速度は1/50、でも写真は1/125とか色々。写真は色々な要素でシャッター速度も変えたいので都度フィルターを外さなければいけない。

でも、可変だと外さなくても最小の濃度にしてしまえばなんとかなる。

・室内→室外→室内のたびに付けはずしをしなくて良い

 旅行中にランチで室内、終わって室外、カフェで室内など都度変えていたら大変。

しかも動画と写真で濃度を変えていたらスナップなんてパニック。

α7SiiはISOで融通が効くのでまだましだろうけど、、

こう考えてみると、NDフィルターってしっかり構えて撮る撮影以外ではめんどくさいですね。

性能と価格のバランスが取れて入れば、可変NDフィルターって良いことづくしなんですよね。

 NDフィルターと同時に買いたい周辺パーツ

良いフィルターは基本高価なので77mmなど大き目を買って、ステップアップリング等で個々のレンズのサイズに調整するのがおすすめです。

全サイズ揃っているセットも売っていますが、自分の持っているレンズ径の文だけ買うのが使い勝手もよくよいと思います。

都度買うのがめんどうな人はこういうのもあります。

あとはケースも買っておきたいです。

個人的にはこのあたりをマークしています。

ちょうど良いサイズと品質を両立しているケースはあまりなく、下記の商品は口コミの評判もよく、コンパクト。たぶんこれの色違いを買います。

メジャーなメーカーからピックアップします

ケンコー、マルミ、ティッフェン、ジーナス、格安フィルターを候補にしました。

価格は4万円代、2万円代、1万円代、数千円です。

一番のおすすめ!ケンコーの可変NDフィルターを買えば間違いなしです。

2011年に発売した可変NDフィルターで、「Kenko NDフィルター バリアブルNDX」という名称です。

6年前の発売ということもあり比較記事やレビューも数多くありますね。

悩みたくない、もう選ぶのがしんどい人はお金で決着つけましょう。

こちらの方の動画がわかりやすいですね。 

見てもらった通り、色の変化も少なく使いやすそうです。

あとは、値段が許せるかどうか。

NDフィルターはPLフィルターと同じく約7年ほどで劣化するので、そのあたりの時期で買い替え推奨をしています。

上記メーカーサイトの下部のご注意のところに記載ががあります。

2番目におすすめ!品質と価格のバランスが良いマルミの可変NDフィルター

ケンコーと比べて価格も約半分で比較的手が届きやすくなっています。

2015年に発売された商品なのでWEBでかなり検索しましたが、比較テストやレビューしているほぼ記事は多く見つかりませんでした。

そこで、マルミに耐用年数と他社製品との比較記事がないか問い合わせてみました。

翌日にはメールで返信があり、丁寧な文面で回答していただけました。

メールの内容を要約するとこんな感じ。

経年劣化について

PLフィルターと同じ偏光膜が使われていて、長く使うと徐々に変色してしまう。

劣化の度合いは撮影頻度によるが多用すると3~4年位から劣化が始まる事もある。

言葉を正しく理解すると「劣化が始まる」時期が3〜4年。ケンコーでは7年で「買い替え推奨」。ということなので最終的な劣化具合はあまり変わらないかもしれません。

他社との製品比較について

一般に公開しているデータはないが、2016年3月号「ビデオALON」で比較記事がある。とのことでデータを頂きました。

この記事の掲載は控えますが、AmazonKindle Unlimitedで見られるので、30日の体験でもすればすぐみることが可能です。

記事の内容は簡単でケンコー、マルミ、ティッフェン、ジーナス、New-View、K&Fの6つをα7iiの広角レンズに付けて、周囲の減光具合を比較するというもの。

ケンコーが圧倒的で、次点でマルミも良い評価。ただ、この記事は周辺のムラを評価しているだけなので、色味の変化や解像度まではわかりません。

個人的には広告料が発生してそうな雑誌記事は参考程度がよいと思います。

とはいえ、マルミの対応にはとても丁寧で驚きました。

口コミやレビューが少ないとはいえ、他の製品でも評価が良いものが多いので、マルミは好印象です。

※注意/マルミの可変NDフィルターは国内正規品と並行輸入品があります。

価格の安い並行輸入品は国内生産ではないという情報があり、品質がよくないという記事もあったので間違えて買わないようにしましょう。

3番目におすすめ!レビューの多さに安心できるティッフェン。

こちらも2011年に発売されたフィルターで、アメリカの会社が作っているようです。映画制作用のフィルターなども作っているようで信頼もありそうです。

Amazonでの評価も良いですね。

発売から年月が経っているのと、アメリカの会社なのでYouTubeでのレビューが多く安心感があります。

色々なレビューを見て見ましたが、動画用途では問題なさそうです。

動画でも写真でもそんなにムラになっている印象はありません。

若干色ムラが起こりやすい濃度があるかな程度かな。

先ほどのマルミさんから教えてもらった記事だと周囲のムラが上位2つに比べると多いように思いますが、、

今回比べている5つの可変NDフィルターがそのまま比較されているので気になる方は一読を。内容はかなり薄いですけど、、

色のりはするけどコスパの良いジーナスのフィルター。

ジーナすの可変フィルターについても調べて見ました。ブログなどのレビューなどでも多いのが色かぶり。さすがに1万円代まで落ちると不安定なようですね。ただこちらも売れているようでブログや動画のレビューが多いですが、Amazonではいまのところレビューなしです。

上に載せたYouTubeの比較動画でもイクリプスという名前で登場しているのがこちらです。動画で見てもほんとうに色ががっつり入りますね。

あとで調整する前提なら大丈夫かと思いますが、ちょっと気になります。

 遊びorお試しならあり!数千円で買える格安可変NDフィルター

 

 1万円以下のポラロイドですが色むら多いですね、、

 

さきほどの雑誌の記事では良さそうな評価でしたが、色々なひとのブログを見ると色むらが多いという口コミが多く印象。

 

この価格帯の商品はどれも厳しそうです。。

ちょっとしたお遊びやお試しで買うならありなレベルかもですね。

解像度や色むらを避けるなら上位3つから選ぶのがおすすめのようです。

さて、私はどれを買おうかね。。

やっぱりケンコーかマルミのどちらかかな、、

全部買ってレビューできればいいんですけど、予算的に厳しいので。。

経年劣化を考慮するとレンズのように資産にならないので、マルミ優位かな。

やっぱりフィルターで4万円超えは高いよな、、

マルミの精度が高ければかなりお得ですね。