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つぐのブログです。妻に呆れられるほど細かい思考の末、最善の選択で購入させて頂いた「モノ・サービス」をレビューしています

音質の違いに驚いた!ソニーのラジオ『ICF-306』と『ICF-P26』を買って比較してみた

やっと防災用のラジオを購入しました

被災時の必需品とも言えるラジオ。普段、ラジオを聞く習慣がないだけに、どれを買えばいいのか分からず、検討期間がかなり延びてしまいました。

やはり欲しいスペックは長時間再生可能かどうか、情報が聞こえやすいスピーカーかどうか、耐久性等が信頼できるラジオかどうか、この辺りだと思います。

世の中には単三電池2本で数百時間超えるスペックのラジオもありましたが、アンテナ感度が犠牲になっていたり、信憑性に不安があったり、音質の不満が多かったりと、バランスが良いものが少なかったように思います。

家電屋さんや詳しい知人に聞いたところ、アンテナ感度とスピーカーの質は、電池の消耗具合に比例しがちとのこと。、結局どれを重視するかってことですね、、

色々なメーカーを検討しましたが、最後に残ったのはやはりソニーでした。その中でも備蓄電池(単三電池)で運用できること&長時間ラジオが聴けること。この2つを重視したラジオをチョイスしました。

1つ目は、据え置き用に「ICF-306」。もう1つは、持ち出し袋用に「ICF-P26」。

 

 下記でセレクトしています。

単三電池2本で100時間のラジオ!スペックの違い

ラジオの稼働時間

ICF-306、ICF-P26ともに

FM受信時(スピーカー使用) アルカリ電池:100
AM受信時(スピーカー使用) アルカリ電池:110

ラジオのサイズ

ICF-306 約190.1×97.3×51.3mm
ICF-P26  約69.5×119×38mm

スピーカー径

ICF-306 6.6cm
ICF-P26 5.7cm

スピーカー出力

ICF-306、ICF-P26ともに100mW

本体重量(電池込み)

ICF-306 約400g
ICF-P26 約180g

外観を比べてみました

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さっそく開封したいと思います。ICF-306は一度先に開けてしまったので、箱がちょっとだけペラっとしてます、、

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左がICF-P26、右がICF-306です。さすがソニーですね。かっこいい佇まい。ICF-306の装飾はお金かかってる感って素敵です。

サイズ的にはいかにもハンディと据え置き用って感じですね。スペック表で見る以上にサイズが違っていて驚きました。店頭でも一度みたはずなのに、

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横からです。ICF-P26は厚みもないので手で持ちやすいですね。操作系は上か横です。

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真上から撮影してみました。こんなにサイズが違うのに、同じ電池で、同じ時間駆動するなんて驚きですよね。

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ICF-306の裏には手持ちのハンドルが付いています。ICF-P26にはストラップが付けられるようになっています。

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もともと横長と縦長のラジオでサイズ感が分かりにくいので、倒して比べてみました。

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アンテナの長さはまったく同じですね。

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電池はこんな感じで、単三電池を2本入れられます。写真は、付属の電池ではなく開封済みで余っていたAmazonの電池を入れています。

備蓄用の電池は10年保証のあるボルテージがおすすめです。

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左のICF-306は、アンテナが自由自在に動かせます。据え置き用なので助かります。

右のICF-P26は前後には動かせず、左右に少しだけ動かせます。アンテナを固定するパーツにアンテナが当たり、左には写真の部分までしか倒すことができませんでした。

実際にラジオで聴いてみました

※ラジオはこの2つ以外に持っていないので、否定的な感想でも他メーカーの同クラスのラジオより良いことも、悪いこともあるかと思いますのでご注意を。

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左のICF-P26

よくある小さいラジオって感じの少し篭った息苦しい音がします。音のバランスは中高音よりで、ICF-306よりも高め。音量を上げていくとノイズがかなり入ります。

声は問題なく聞こえるのですが、音量のツマミを70%ぐらいしないと全体的に音量が小さいです。また、70-100%までの音の上がり方がかなり急ですね。

10畳程度の部屋で聞く分には問題ない音量ですが、少ないノイズで快適に聞こうと思うと、目の前に置いて少し小さめの音量設定で聞きたいです。コンセプト通りハンディラジオとして使いましょうって感じです。

チャンネル合わせが、ICF-306よりシビア。AMもFMもシビアでした。アンテナが横にしか動かないことも、完全にモバイル用途が前提の仕様なのでしょうね。

右のICF-306

声は比較的鮮明で息苦しさがない。音の出るバランスはICF-P26よりもかなり良いです。ラジオの域はでないけど、音楽も不快にならない程度に聞こえています。

ツマミの50%まではノイズが少なくキレイで、そこから徐々にノイズが乗ってきます。最大にするとICF-P26と同じで、音が割れました。

ただ、50%ほどでも10畳の部屋で聞くぶんには十分ですね。50-100&のボリューム上がり方は、ICF-P26と違いゆっり上がっていきます。ボリュームの設定も違うようです。
中低音もICF-P26よりは出るので、音楽も聴きやすく、男性の低めの声もかっよく聞こえました。ベースやドラムの音がICF-P26だとタンタンって感じですが、ICF-306はトントンが聞こえるので、心地よいです。

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ICF-P26に付属するイヤホンも使ってみました。

やはりICF-306の方が明らかにいい音ですね。スピーカーで感じた印象の差がそのままイヤホンでも感じました。

メーカーの仕様書の中に「ICF-P26」のみイヤホンの稼働時間の表記がありました。

FM受信時(ヘッドホン使用) アルカリ電池:250
AM受信時(ヘッドホン使用) アルカリ電池:320

ICF-306の仕様書には書かれていないですね。書くと都合が悪かったのか、据え置き用として必要ないと判断したのか、分かりませんが、、

関係ない話ですが、片耳だと話している内容を脳で認識しづらいですね。なんとなく。慣れなんでしょうか。

2つのラジオを聞き比べた感想

 スピーカーサイズが6.6cmと5.7cmでほとんど変わらなかったので、音質もそんなに変わらないだろうと思っていたのですが、まったく違いました。価格の違いは、本体の豪華さの違いだけだろうと決めつけて、ソニーさま申し訳ありません。価格が違うだけのことはありますね。1000円程度の差でこれだけ違うなら、1万円以上のやつはきっと凄いんでしょうね、、

また、スピーカー出力はスペック上同じなのですが、音質の違いからか不思議とICF-306の方がより大きく聞こえていた印象を受けました。

分かりやすく比較するために、電波の悪い場所で聞き比べしていたというのもあるかもですが、アンテナ感度もICF-306でした。けしてICF-P26が悪いという訳ではないと思いますが、比較するとまったく違いましたね。

比較した結果、すべてにおいてICF-306の圧勝な訳ですが、サイズが3倍違いことは唯一にして最大のデメリットでもあります。これを持ち歩くのは不便なので、使い分けるのがベストだと認識しました。

まあそのために2つ買ったのですが、、そんなに価格も高くないので、2つ買って良かったと思います。