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つぐのブログです。妻に呆れられるほど細かい思考の末、最善の選択で購入させて頂いた「モノ・サービス」をレビューしています

【写真28枚】『アークテリクス BETA LT JACKET』VS『クライムライト ジャケット』を着比べてみた(写真多め)

 アークテリクスのジャケットを購入しました

春や秋のちょっと肌寒い時期などは、ノースフェイスの「Climb Light Jacket」をよく着ています。が、アークテリクスが欲しい!

という長年の衝動に駆られ、ついに購入してしまいました。

「なんで同じようなアウター2つも買った?」と言われそうなので、妻に見られると少々まずいですが、こっそりこの2商品を比較してみたいと思います。

ARC'TERYX BETA LT JACKET

アークテリクスのハードシェルジャケットで有名なのは、ビームスなどでも取り扱っている「Zeta SL Jacket」だと思うのですが、BIRD AIDの保証付きとはいえ、パックライトの2.5レイヤーに5万円は少しもったいない気がしたので、いっそのこと3レイヤーの「BETA LT JACKET」にしました。

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ポケットの位置も丈感も、見た目的にはそんなに変わらないはずです。

以前、ショップで試着していた際、妻にその鶏ガラはなに?と言われたアークテリクス。男目線だとこれがかっこいんですけどね。

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何年も使っているノースフェイスのクライムライトジャケットです。以前、クライムベリーライトジャケットも使ったことがありますが、こちらの方が好きです。

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2つを並べてみました。あーやっぱりこれ怒られるな、、

アークテリクスの生地は、N40p-X 3L GORE-TEX® Proで、40デニールです。
ノースフェイスの生地は、 20D GORE-TEX Micro Grid Backerで、20デニールです。

 生地の厚さがちょうど2倍ですね。ただ、アークテリクスはゴアテックス プロなので、性能は少し違うかもしれません。

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BETA LT JACKETのタグです。

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 こちらはクライムライト ジャケットのタグです。

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BETA LT JACKETのフロントジップです。防水仕様ではないですね。

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 クライムライト ジャケットは防水仕様になっています。

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BETA LT JACKETのフロントジップの胸ポケットとシームテープです。しっかり防水されていますね。

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 クライムライト ジャケットのシームテープもしっかりしています。ロゴの背面もしっかり防水されています。

では実際に試着してみます

まずは、BETA LT JACKETです。 

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Sサイズと思えないですね。身長172cm、体重58kgですが、アークテリクスのサイズ感は海外仕様なので、Sを選んでいます。

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胴回りは少しタイトな造りなので、Sでも大きすぎる印象はありません。

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このスンっとした美しいラインはアークテリクスならではですね。カジュアル過ぎないデザインがカッコいいです。

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ポケットは少し上にあります。元々山用なのでしょうがないところです。

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フロントジップを閉めるとこんな感じ。袖は少し長いですが、大きすぎる印象もないと思います。

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インナーでフリースぐらい着れられる余裕はあります。

インナーダウンを着てみた

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完全に街着をイメージしてインナーダウンを着てみました。

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このぐらいなら余裕です。アークテリクスはクライムライトジャケットよりもアームホールが大きいので、窮屈感が少ないですね。

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フルクローズしました。胴回りがフィットなので、街着でもいけますね。

クライムライトジャケットを着てみた

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私服は最近Mサイズを着ているのですが、昨今のオーバーサイズと冬にも着られるように少し大きめの「L」を選んでいます。

ちなみに、クライムライト ジャケットはMだとすべてにおいてジャストです。山目的や春や夏などのインナーが薄めの時期の防寒着として買うならMで良いと思います。

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大きめと言っても最近のゆるめを着ている人なら普通のサイズ感だと思います。ショップの店員さんは絶対Mだと言っていましたが、、Lを買ってしまいました汗。

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横からです。こちらもインナーにフリースを着られるぐらいの余裕はあります。

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フルクローズしました。袖も長いですが、BETA LT JACKETと同じか少し短いぐらい。

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こちらもポケットは少し高めの位置に。

インナーダウンを着てみた

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胴回りはクライムライトジャケットの方がゆったりしています。写真の撮り方が悪いのか、胴回りの大きさとアームホールが小さめのためか、脇に皺が入って、若干デブに見えますね。

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横から見ると違和感は少ないかも。 

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こちらもフロントジップを閉じました。BETA LT JACKETは細く長くといった印象でしたが、クライムライトジャケットは太く短く、といった印象。

着心地を比較

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ぱっと見同じ2つのジャケットですが、着心地は意外と違います。

BETA LT JACKETは40デニールということもあり、少しゴワゴワした感じで、動くと生地が擦れたときに音もシャカシャカします。

襟を見てもらうと分かりやすいです。BETA LT JACKETは襟やフード辺りが立ちます。クライムライトジャケットは20デニールということもあり襟周りが寝ます。

(クライムライトは、クライムベリーライトよりは少し硬いです)

BETA LT JACKET

見た目の印象から、街着だとインナー調整する事で、まだ少し寒い3月〜4月・11月〜1月など夏と真冬以外が使える時期になりそうなイメージ。生地が少しゴワっして多少見た目の重さがあるので暖かい季節になると着づらいかもですね。

登山だとレイヤリングにもよりますが、春秋などのまだ少し寒い時期にいいのではないでしょうか。ダブルジップやベンチレーションがないので、暑すぎず寒すぎずある程度融通がきく温度のときが良さそうです。

クライムライト ジャケット

見た目の印象から、街着だとインナー変えて3月~6月、9月~12月は全然いけそう。見た目も軽いので着られる時期は長そうです。真夏と真冬以外は着ていても浮きそうにはありません。かなりコンパクトになるので、とくに街着だと使い勝手が良さそうです。

登山だとこのパッカブル仕様を利用して、夏を中心にした梅雨時期でしょうか。かなりコンパクトになるのでリュックに入れておいて、休憩時や雨が降ってきたときにサッと出す用途が良さそうです。

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ということで、今回は2つを着比べてみました。どちらもゴアテックスなのでインナーに着込めば街着なら正直、真冬でもいけると思います。

あえて選ぶなら、クライムライトジャケット1枚あれば事足ります。万能なので迷っている方はクライムライトジャケットをおすすめします。価格も半分なので。

ただ、ノースフェイスはみんな着てますし、アークテリクスより若干カジュアルな雰囲気なので、大人っぽく着こなせるのは胴回りがスッキリしたアークテリクスの方かもしれませんね。

 

今更ですが使い分けを考えるなら、Beta AR JacketとかいっそのことAlpha SV Jacketまで攻めても良かったかもですね。まあこれ着てどこいくんだよ!っていう、持て余しすぎる性能ですが、、

まあせっかく購入したので、この性能を無駄にしないよう、2020年は新たな山にチャレンジしてみたいですね。ああ体力を取り戻さなくては、、