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つぐのブログです。妻に呆れられるほど細かい思考の末、最善の選択で購入させて頂いた「モノ・サービス」をレビューしています

国内メーカーが販売する信頼できる「CO2センサー」を探してみた(経産省の新ガイドラインに準拠)

室内換気の目安に

このコロナ禍で換気が重要視されているわけですが、実は昔から室内の換気具合がずっと気になっていました。

というのも家には24時間換気システムが取り付けられているのですが、これがどのくらいの換気能力があるのかいまいち分かりません。

暖房器具を使っているとき、いつまで換気すればいいのか分かりません。

仕事中、車で運転中に眠くなったとき、寝不足なのかCO2のせいなのか分かりません。

そう思っていたらCO2センサーと言うモノがあり、換気の目安になるということをコロナ禍になり知りました。

ただ、私は急を要しないのに買って良い物なのか、とそっとWEBページを閉じていたら早2年たってしまいました。

実はコロナが落ち着いていた今年の初めに1つ購入したのですが、記事にする前にもう少し実験したいことがあったので取り急ぎ、私が調べたCO2センサーについて書いていこうと思いました。

経産省の新ガイドライン

経産省の新ガイドラインに準拠した製品とそうでない製品があるので、準拠したものだけを並べていこうと思います。

2.仕様確認
測定器の測定精度の観点から、以下の要件を満たした機器であることが推奨さ
れる。
検知原理が光学式1を用いたものであること。
補正用の機能2が測定器に付帯していること。
3.動作確認
測定器の正常な動作や大まかな測定精度を確認するための方法として、以下を
活用されたい。
・屋外の二酸化炭素濃度を測定したとき、測定値が外気の二酸化炭素濃度
(415ppm~450ppm 程度)に近いこと。

1 光学式:NDIR(Non Dispersive InfraRed:非分散型赤外線吸収)や光音響方式(Photoacoustic)等、二酸化炭素分子が吸収する特定の波長光を利用した検知の方式を指す。
2 補正用の機能: 測定値のズレを自動的または手動により修正する機能を指す。メーカーに
よっては補正を校正と呼ぶ場合もある。
・測定器に呼気を吹きかけ、測定値が大きく増加すること。
※ 呼気の二酸化炭素濃度は非常に高く、正常な測定器であれば二酸化炭素
濃度の高い測定値が表示される。
・消毒用アルコールを塗布した手や布等を測定器に近づけても、二酸化炭素濃
度の測定値が大きく変化しないこと。
※ 光学式が用いられていれば、アルコールにはほとんど反応しない。

https://www.meti.go.jp/covid-19/guideline.pdf

とりあえず、光学式ですね。NDIRか光音響方式のどちらかのようです。今回はこの2種類のみに絞って選んでいます。

また、本文中に自動・手動キャリブレーションについて出てきますが、これはCO2濃度の基準となる値を補正するものです。

自動の場合、製品にもよりますが数日ごとに自動でキャリブレーションを行います。決められた期間の測定値のうち最低値を基準値(だいたい400ppm)として補正する機種が多いように思います。

ということは、人がずっといるような家庭のリビングなどに本体を置いておくと、基準値がどんどんズレてくるということですね。それを防ぐためには1週間に一度、屋外と同等の換気の良い場所に数分間連続で放置する必要があります。ちょっと手間ですね。

職場のように夜中には人がいなくなるようなケースだと問題ありません。

家にずっと人がいるようなケースだと自動をオフにできる製品を選ぶのが良さそうです。

今回は自動OR手動のどちらか、または両方の機能が付いている製品のみに厳選しています。

信頼できるCO2センサー

「CUSTOM」CO2MINI

国内の汎用電子計測器メーカー「CUSTOM」が販売している製品です。

村田製作所が採用しているのも信頼に値しますね。たぶん、世の中で一番出回っているセンサーのように思います。非公式ですがPCと接続するとデータが取れるもの売りのようです。

ZGm053U-ZyAura

気になるポイントとしてはデータ更新が15秒ごとなのと最大3000ppmまで。そして、CO2濃度表示が15秒、そのあと室温表示が5秒の繰り返しになります。

個人的にはこの表示方法が好きになれず候補からは外しました。ぱっと見たとき温度表示だったら5秒待たなくてはいけません、、室温表示いる?最大3000ppmですが5000ppmまであったら良かったのに。

こちらのブログで分解していますね。こう言うの好きです。

CO2-miniを分解してみた - ドナドナされるプログラマのメモ

ちなみに、CO2レベル自動キャリブレーション機能付きですが、これはオフにしておかないと換気の悪い室内では測定誤差が生じるので注意です。

ただ、信頼できるCO2センサーとしては1万以下と安くおすすめです。

CO2モニター CO2-mini | 自然環境測定器 

取扱説明書

 

「JCT」ZGm27

国内の医療機器メーカーが「ジェイ・シー・ティ」が販売している製品です。

検知方式は上記同様にNDIRデュアルビームセンサーを採用しています。私の独自調べによるとCO2MINIとZGm27は製造元が同じじゃないかと。

https://www.zyaura.com/product-detail/zgm27/

CO2濃度を色と大きな数値で表示してくれるので、ぱっと見て濃度認識でき、暗い場所でも容易に確認できるのがこの製品の魅力です。キャブレーション機能も充実しています。

また、最大9999ppmまで測定できます。室内に放置しておいてこの数値をたたき出したら私は死んでいると思いますが、、

気になるポイントは時計や履歴表示があるにも関わらず、USBケーブルを外すとすべてリセットされてしますことです。本体内にメモリ用の電池がないと思われます。

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ちなみにLEDカラー表示はグリーンからイエロー、レッドとパッと切り替わるのではなくグラデーションで色が変わっていきます。

家に置く予定なのでCO2濃度に詳しくない人が見ても危険性が瞬時に分かる必要があると思い、LEDの色の濃さだけでも濃度判別できるこちらを購入しました。

この商品の詳細レビューは、ある程度使用実績が溜まったら書きますね。

 

こちらもCO2レベル自動キャリブレーション機能はオフにできます。

二酸化炭素濃度測定器 / NDIR方式│CO2デジタルモニター

取扱説明書

 

「IO DATA」UD-CO2S

PCパーツなどで有名な「アイ・オー・データ」が販売している商品です。

LEDランプとWindowsアプリで表示ができるようで、本体に数値を表示する機能はありません。完全にビジネス用といったところですね。

自動・手動のキャリブレーションもあり、NDIR(2波長方式のSENSIRION社製センサー)採用、最大10000ppmまで、2秒ごとの更新とスペックは高いです。

事務所などに置きっぱなしでPC管理する方に特化しているようです。家庭用としてはやっぱり数値表示がほしいですね。

UD-CO2S | IoT機器/その他 | IODATA アイ・オー・データ機器

取扱説明書

 

「ラトックシステム」RS-WFCO2

国内のPC周辺機器メーカーの「ラトックシステム」が販売している商品です。

センサーはセンシリオン社製のCO2センサー「SCD40」を採用していて、最近追加されたPA方式(光音響方式)です。

2021年11月1日 経済産業省発表「二酸化炭素濃度測定器の選定等に関するガイドライン」に準拠した高精度CO2センサー - 半導体事業 - マクニカ

信頼性としては問題なさそうに思います。

表示方法は本体のLEDとスマホのアプリです。スマホで通知できたり、グラフ表示できたりと管理がとても便利そうなので、実はこれと最後まで悩みました。

ただ、逆に言えばWi-Fiとクラウドを使うため、屋外や別の場所に自由に持ち出して、さっと測定はできないということです。私は室内はもちろん屋外、車の中などで測定したかったので今回は選択肢から外しました。

性能は40000ppmまで測れたり測定間隔も1分(クラウドへの送信は5分ごと)など、かなり高性能になっています。

キャリブレーションは自動のみです。起動時に2日と7日ごとに自動でキャリブレーションされるようです。また、その趣旨がアプリ設定時の最初に表示されるようです(説明書等に記載がなかったためメーカーに確認しました)。

Wi-Fi CO2センサー RS-WFCO2[RATOC]

RS-WFCO2 Webマニュアル

 

ちなみに、紫外線や気圧、PM2.5なども測れる環境センサー内蔵の「RS-WFEVS1」という機種や、Bluetoothで繋ぐ機種も。環境センサーはちょっと欲しいです。

「ドッペルギャンガー」DGC-18

国内のバイク用品メーカー「ビーズ」のドッペルギャンガーで販売している商品です。

センサーはCO2MINIやZGm27同様に、単光源二波長方式センサー(説明書等に記載がなかったためメーカーに確認しました)なので信頼度も高いです。

最大5000ppm、6秒ごとに更新と基本性能もよいです。なにより表示時間の範囲を秒・分・時間・日で切り替えることができるが凄くいいですよね。

PCなど使わずこの本体のみで履歴管理できるため、車で寝ている間の濃度変化を調べることも簡単にできますね。ほかの製品にはない最大のメリットです。

何度かポチりかけましたが、どうしても黒とオレンジの配色が好きになれず手が止まってしまいました。

説明書を見る限り、自動キャリブレーションのことは一切書かれていないので手動のみのようです。

DGC-18 二酸化炭素濃度トレンドモニター - DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)

取扱説明書

 

番外編「日本精機」 CO2Lamp

おすすめ8選からは外していますが、面白い機種なので紹介したいと思います。

国内の物流や食品系を鳥か使う「日本精機」という会社の商品です。最近発売されたようですね。パーツ代が高いNDIR方式ではなく光音響方式を採用し、モニターも付けず、販売価格をとことん下げた商品のようです。

センサーのメーカーなど詳細は書かれていないので、どのくらい信頼できるかは分かりません。Amazonの質問欄にスイス製との書き込みがあったので、SENSIRION社だったらいいなという感じですね。

注意ですが、この製品は自動キャブレーション機能があるようです。手動もできますが、基本自動らしいのです。

「正常・注意・換気」の3パターンしかないので、必要最低限の情報が分かればOK。とにかく安いものが良いと言う方はこちらの製品でも良いかもしれません。

CO2 Lamp|CO2濃度測定器|日本製|日本精機|新潟県感染症対策認証制度対応製品

 

まとめ

今回、国内メーカーが取り扱う、比較的信頼の置ける製品だけを調べて並べてみました。すると大まかにですが、目的別に製品の購入先が見えてきたように思います。

必要最小限で良い人、PCでデータ管理したい人は「CUSTOM」CO2MINI

表示の分かりやすさを重視する人は「JCT」ZGm27

スマホでデータ管理したい方は「ラトックシステム」RS-WFCO2

履歴管理を重視したい方は「ドッペルギャンガー」DGC-18

こんな感じでしょうかね。

やっぱり信頼を求めると安くても7000円~ぐらいの予算が必要そうですね。

価格の高い製品になるとビックカメラなどの延長保証も付けられたりするので、その辺りは予算と相談でしょうか。

色々な身近なものを数値で見るのって楽しいですね。