TUGU VIEW

つぐのブログです。妻に呆れられるほど細かい思考の末、最善の選択で購入させて頂いた「モノ・サービス」をレビューしています

中国製のドリテックと、日本製のNISSEIのパルスオキシメーターを比べてみた

健康オタクの我が家

我が家ではコロナ以前の2018年にAmazonで購入したドリテックのパルスオキシメーターで、定期的に血液の酸素飽和度を測っていました。

体重、体温、血圧、脈拍、動脈血酸素飽和度など家で簡単に計測できる内容でも、定期的に確認していれば早期に身体の異常を発見できると思っているからです。

付き合い始めはあきれていた妻も最近ではApple Watchを使ったり、自動で記録できるWithingsの体重計を導入したり、アプリ管理することでやっと運用してくれるようになりました。。

 

昨年の春頃、喘息持ちの身内用にパルスオキシメーターを購入したいと思っていた矢先、コロナ禍に突入。見事に在庫切れ、入荷未定、価格の高騰でまったく手に入らない状況に。

今回は急ぎではないので、購入は控えることにしました。

そして先月始め、コロナがだいぶ落ち着き、定期的にチェックしていたサイトも在庫が豊富にあるとのことだったので、タイミング的には良いだろうということで購入。

(記事を書いている今月は感染がかなり多くなり、一部では在庫が少なくなっているようですが、、)

 

そこでずっと使っている当時の価格で約5000円のドリテック「OX-200BL」と、新しく購入した約1万8000円のNISSEIの「pulsfit BO-650」を比較してみたいと思います。

どちらも医療機器認証番号のある医療機器です。

「よくわかるパルスオキシメータ」患者向け

NISSEIの「pulsfit BO-650」

NISSEIは日本精密測器株式会社のことで非接触体温計や血圧計なども販売しています。ここのパルスオキシメーターは開発から製造(部品も全て純国産品)まですべて国内で行っているようです。

コニカミノルタのパルスオキシメーターに同社のOEMと思われるものがありますね。

f:id:tugune:20210810143711j:plain

このパルスオキシメーターのデザイン結構すきです。パルスオキシメーターにしてはデザインを頑張っていると思いませんか?

f:id:tugune:20210810143714j:plain

ネックストラップは付属品で、ケースはショップのおまけです。

f:id:tugune:20210810143720j:plain

サイズ感わかりますか。単4電池2本入るので比較的大きいです。パルスオキシメーターとしては普通のサイズです。

f:id:tugune:20210810143717j:plain

裏はこんな感じ。

実際に使ってみる

f:id:tugune:20210810143728j:plain

脈拍は65、動脈血酸素飽和度は98です。

深呼吸とかしなければ、私はいつもこのぐらいです。

f:id:tugune:20210810143725j:plain

表示はボタンを押して上下逆にすることもできます。

f:id:tugune:20210810143729j:plain

ボタンを長押しすることで、測定状態を判断するPI値も表示できます。ドリテック「OX-200BL」にはない機能です。

この機種は指を二軸可動構造で挟むで圧迫感が絶妙に優しいですね。指の大きな人もこれなら違和感がすくないかも。

ドリテックと比較してみた

f:id:tugune:20210810143748j:plain

(※パルスオキシメーターの使用方法や測定結果などに関しては医師や医療従事者の判断・指導のもとに行ってください。この記事の写真は撮影用です)

 

立った状態で計測しましたが、呼吸が一定だとNISSEI「pulsfit BO-650」は98-99でずっと比較的安定していますが、ドリテック「OX-200BL」は96-98と若干動きやすいです。 

5分ほど計測し、指を入れ替えたり、付け替えたりして続けましたがドリテックはNISSEIより「-1」~「-2」程度の表示になっていることが多いです。

心拍数はほぼ同じ数値を示していました。

どちらも精度は、SpO2:70%〜99%:±2%です。

 気になること

パルスオキシメーターの精度が気になり色々調べてみました。

「Q&Aパルスオキシメータハンドブック」一般医療者向け

一部引用します。読みやすいので直接PDFを見てくださいね。

パルスオキシメーターは原理的に校正不要であり、故障によって測定値が微妙に増減することはまれです。

90%以上の場合には、1%のずれは機器間差で普通に発生ます。測定部位の状況などで、短時間であれば2%ずれることも珍しいことではありません。どちらが正しいかは同時に採血しCOオキシメーターで測定するしかありませんので、証明はすぐには困難です。

パルスオキシメーターの精度は製造時点でほぼ確定しており、故障によって測定値そのものがおかしくなることは非常に希です。

価格差の発生要因は精度以上に、誤差の発生を抑える工夫や耐久性あるいは落下などの衝撃に対する素良さなどの測定性能や品質の違いによるところが大きく関係しています。

パルスオキシメーターの耐用期間に関しては、機種によって3~6年程度の差があります

上記のQAを見る限り、悪条件ではない状況で適切に使用した場合、数値の誤差はそこまで気にしなくてもいいのかもしれません。

大事なのは普段の数値と異常値との差異だと思うので、普段からチェックして自分の身体と機器の癖を知っておきたいですね。

そういえば、ドリテックのパルスオキシメーターは、ファストドクターの方が使われているのをテレビのニュースで見ました。市町村から配布されるパルスオキシメーターもドリテックだったりするんですね。安心しました。

まとめ

f:id:tugune:20210810143745j:plain

といことで、より精度と安定を求めるならNISSEIなどを購入したいところですが、ネット通販で多く出回っているドリテックでも十分運用できていることが分かりました。

私が所有しているドリテックのパルスオキシメーターは、2018年7月に購入したので今月から4年目。そろそろ買い替えないとと思っていましたが、現在は医療も逼迫しているので購入は控えた方がよさそうですね。