【見た目は普段着、でも防寒を強化したい】
12月に入ると最高気温が10度程度になり、最低は5度を切るようになりました。1月には氷点下にもなります。普段私服で自転車通勤をしているので防寒をちゃんとしないと寒さに耐えられなくなります。
私のケースだと約20分程度の通勤時間です。体が冷えひえになやすく、体が温まる前に到着するという微妙な時間。気温10度程度だとヒートテックを着るだけでなんとかなるのですが、5度前後になると風が通り抜けて限界に。零下だと極暖ヒートテックでも厳しいです。
通勤時間も短く汗もかきにくいので、いっそのことユニクロのブロックテックやバイク用の防風パンツでも履けばいいのですが、途中で買い物したり、友人とお茶したりを考えるといかにもという見た目はちょっと考える。
ということで、インナーにヒートテックやホットコットなどの発熱タイツを使って、ミドルレイヤーに防風・保温効果を。そして、アウターレイヤーに私服のパンツで見た目OKという作戦を考えた。もちろん、登山系やサイクリング系の人からおかしなレイヤリングだとは思うが普段使用なので。
【買ったのはこの3種類】
昨年購入したのが一番シンプルなタイプ。2042円の「モリト 特殊2層構造の防風素材 防風 保温 ミッドインナー 下半身用 ボトムス (スパッツ) メンズ 」。
そして、その後に買ったのが透湿素材を使った2700円の「モリト ミッドインナー プラスレイヤー 男性用 ボトムス M ブラック」。
で、最近買ったのが2160円のシンプルなベースタイプにメッシュを採用した「防風保温ミッドインナー アクティブ ACTIVE ボトムス スパッツ」。
なんだかんだで3タイプ全部揃ってしまったのでその差を比べてみたいと思います。
商品の注意事項として「直接肌に触れないようにインナーを着用するように」となっているので、ミドルレイヤー的な使用法になります。
【詳細をレビューしてみた】
「モリト 特殊2層構造の防風素材 防風 保温 ミッドインナー 下半身用 ボトムス (スパッツ) メンズ 」
私が一番最初に購入した商品です。ネットで検索して一番薄く、伸びがよく、防風性抜群という口コミをみてアマゾンで購入しました。
素材はポリウレタンとポリエステルで、ナイロンのように表面もツルツルしています。
表面にポリウレタンがラミネート加工されているので伸縮性と防風性はかなりよいです。しかし、経年劣化する素材ということで数年で買い替えは事前に思っておいた方がよいと思われます。
サイズはMを購入しました。170センチで60キロの私がヒートテックを着用した上に履いて少しゆったりめです。ウエストは深くヘソの上まであります。お腹を守るという意味ではありかなと。
着用感ですが、ヒートテックがツルツルしていることもありミッドインナーはスルッと履けました。ゆとりもあるので締め付け感も特にありません。
次に、綿パンに足を通します。意外とするっといけました。これなら快適に通勤できそうです。
気温7度の朝に使ってみました。
インナーは普通のヒートテックだけですが風をシャットアウトしてくれるので寒さもさほど感じません。タイツの丈が少し長いのではみ出るときは靴下に入れ込んでしまえばはたから見てもばれそうにないです。
通勤後、しばらくそのまま着用してみましたが事務所が暖かくなるにつれ、股のあたりがじんわりと蒸れてきました。こうなるとウエストを前後に動かして空気の入れ替えをしたぐらいでは改善できないです、、
ということで、
この製品はメッシュ等がないので室内で1日着用し続けるのは厳しいかと思われます。
私のように通勤時だけ着用して仕事中は脱ぐ、帰宅時に着用するという用途ではとても快適に使えそうです。
2000円程度で私服にそのまま防風効果を期待できるならありな選択だと思います。
「モリト ミッドインナー プラスレイヤー 男性用 ボトムス M ブラック」
次に購入したのがこちらです。
上記のスパッツで防風効果は満足していたのですが、蒸れが気になったので透湿素材を使用しているというプラスレイヤーを使ってみました。
こちらはポリウレタンをポリエステルで挟んでいる仕様ですね。
SKILLというカッコい名前の透湿素材が使われているようです。ゴアテックス系の素材と比較してみたい気もしますが価格も圧倒的に違うのでなんともですね。ともにスペックも公開されていないのでそもそも難しいですが。
こちらも同じくMサイズを購入。上記のミッドインナーと比べると全体的に少し小さめです。ウエストのゴムも少しきついですね。特におへそあたりにゴムがくるのでかなり締め付けられます。私はゴム部分を折り返してベルトの上に乗せています。
着用感ですが、ミッドインナーと比べるとザラッとした表面です。
写真を見てもわかるとおりツルツル感があまりありません。ヒートテックの上に履こうとするとすべりに違和感はありませんが、その上から綿パンを履こうとしたら滑らないので途中で引っかかりました、、。屈伸をしてもそれなりに引っかかります。素材がザラザラしているのと、レイヤーが一枚増えているので若干厚く、伸縮性が少し悪いのが原因だと思われます。
あと、スパッツの裾にオレンジの縫い目が入っているのでパンツの下から顔をだしたときに無意味にめだちますね。
約6度ぐらいの気温の中で自転車通勤してみました。
防風性もしっかりあり寒さは感じません。しかし15分ほど走り続けたところ、ひんやりした冷気を太ももに感じました。透湿性が高い素材は冷気を感じやすいというイメージがあるのですがそんな感じです。逆に言えば透湿されているということなので室内での実験に期待がもてます。
その後、着用したまま仕事をしてみました。事務所が暖かくなってもそんなに極端に蒸れている感じはありません。とはいえそんなに通気している感じでもありません。20度ぐらいの事務所でパソコン作業等でじっとしていれば比較的快適です。
用事があって動き回っていると湿度がオーバーフローしたのか一気に暑く蒸れてしまいました。
高い透湿性を持っているかもしれませんがやはりエアコンの効いた室内では無理があるかもしれません。
自転車等の通気時間が長く体温が上がりやすい方や、すぐにスパッツを脱げないようなときは、こちらのようが良さそうです。
「防風保温ミッドインナー アクティブ ACTIVE ボトムス スパッツ」
最後に購入したのがこちらです。
最初のミッドインナーは蒸れが気になり、ふたつめのプラスレイヤーは着用時の引っかかり感と伸びが気になり、メッシュならそのいいとこ取りできているのではという思いでセレクトしました。
初期型同様にテカテカしています。サイドにオレンジのラインが入ってデザインが差別化されていますが、裾から顔を出した時に目立つので黒の方がよかったです。
素材も初期型と同じ内容に、メッシュ部分の表記が追加されています。
メッシュは腰の背面と股に入っています。
メッシュはもちろんスカスカなのでここから蒸れを発散できると思われます。股の部分は真下の位置がメッシュになっています。
こちらもMサイズを購入。プラスレイヤーと同じぐらいの着用感で、初期型のミッドインナーと比べると結構小さめです。
素材はポリエステルなので他の素材との相性も良く引っかかりもありません。あとは、防風と蒸れが軽減されれば完璧ですね。
気温6度で通勤してみました。
第一印象としては初期のものと同じぐらい防寒性がありそうです。メッシュ部分が寒いという印象もありません。腰部分は背面のため大丈夫かと思いますが、股部分は少し心配していたので安心しました。ツルツル素材ということもあり自転車もスムーズに漕げます。いい感じです。
事務所に着き、同じくそのまま着用して仕事をします。動かないということもあり、蒸れを感じます。しかし、プラセボ程度に少し動きが入ると湿気が抜けているのか若干軽減されている感じも。
プラスレイヤーと比べるとこちらの方が蒸れている印象を受けました。
自転車通勤のひとには、初期型とどちらを買うかと言われるとこちらの方が良さそうですね。
【3つを重ねてみる】
次はまとめて比べてみました。
数回着用後なので伸び等で多少ズレがあるかもしれませんが。
下からミッドインナー、真ん中がプラスレイヤー、上がアクティブです。
若干誤差があると思いますがこんな感じです。
初期型のミッドインナーが一番大きいです。
少しだけプラスレイヤーよりアクティブの方が小さいかもしれません。
スパッツの裾はこんな感じです。一番下がプラスレイヤー、真ん中がアクティブ、一番上が初期型のミッドインナーです。
やはりミッドインナーが一番長いですね。
使用感でのイメージでは
◆防風・防寒性能
ミッドインナー ≒ アクティブ > プラスレイヤー
◆透湿性能
プラスレイヤー > アクティブ > ミッドインナー
◆履き心地
アクティブ = ミッドインナー > プラスレイヤー
【結果、用途によって使い分ける】
体が温まらない短距離の自転車通勤ならアクティブ。
体が温まるような中距離の自転車通勤ならプラスレイヤー。
数時間脱げない環境ならプラスレイヤー。
着心地優先ならアクティブ。
ずっと外で体が温まらないときにはミッドインナー。
(どれか一つならプラスレイヤーかな)
という使い分けがいいのではないでしょうか。
とりあえず室内に入るとどれもほぼ蒸れるので、すぐ脱ぐ方がよいと思います。
この商品はヒートテックなどの上に着用するミドルレイヤーなので洗濯の頻度も少ないと思いますし、2月に向けて見た目は私服そのままで、防寒性能を上げたいと思っている方には2.300円という価格的にもありだと思います。