象印の最新の炊飯器
昔から実家の炊飯器が象印の炊飯器だったこともあり、今回は象印の最新炊飯器「炎舞炊き NW-LA10」でご飯を炊いてみたいと思います。
炎舞炊きは象印が2018年に社運をかけてフルリニューアルモデルで、炎の揺らぎを再現した炊飯器です。何十年と変わらなかったIHの仕様を変えるなんて、想像しただけでも大変だっただろうと素人ながらに思います。
これが「炎舞炊き NW-LA10」ですね。
象印の炎舞炊きの中でも最上位になる機種です。一応、炎舞炊き?ってひとのために解説動画をおいておきます。
この炊飯器、発売時は10万円近くするモデルなだけにちょっと味が気になります。いまはどのくらいですかね。安いところでも7万円ぐらい。量販店だとかなり高いですね。
使用する米
使う米は、以前の日立の炊飯器レビューでも使った、Amazonで購入した魚沼産のコシヒカリです。
全体像を見ます
俯瞰からの写真です。ボタンも分かりやすく、説明書を見なくても操作できそうです。
ただ、埃と指紋がかなり目立ちますね。高級感はあるのですがベタベタと跡がつくので気になるひとはやばいかもしれません。
写真を撮り忘れていたので使用後ですが、、個人的にこのメモリは若干見にくいです。
内釜ですね。フチが肉厚で独特の形状をしています。とくに重たい感じもありません。
よくある圧力IHの形状ですね。右下に取り外せるパーツがあります。
こちらもよくある圧力調整のボールがついています。洗うパーツは内釜とこれの2つ。
「白米、ふつう」
では、ご飯を炊いてみたいと思います。すでに指紋があちこちに、、
最初は、白米、ふつうです。たぶん、これが基本となる設定のはず。
いつもの無印ボールで3合洗います。
洗うのはマーナの米ときスティックです。これが少量でもしっかりとげるので、手をぬらしたくない人には一番おすすめですね。
水を捨てるのはこれが一番。かなり安いちょっとしたパーツですが、米のこぼしがほぼ無くなりますよ。
はい、無事洗い終わりました!白米の3合にジャストです。
はい、炊き上がりました!第一印象はキレイな粒感だなーでした。
どうでしょうか。象印は柔らかい印象が強かったので、もう少しべちゃっとするかと思ったのですが、結構粒感ありますね。
日立の圧力IH炊飯器「RZ-W100DM」ほどのキレイな表面ではないですが、とてもキレイですね。べちゃっとせず、ちゃんと粒感があります。
撮影に時間がかかったので水分は少し飛んでいますが、それでもみずみずしさとしっかりとツヤがあります。
はい、食べました!
見た目の粒感はちゃんとあるのに、食べるとしっかりしながらも硬い感じはなく、どちらかというと柔らかい。
米の外は中より気持ちしっかりしているかたさ。でも、ほぼ同じぐらいの食感でご飯を食べている感はすごくある。
すごくもっちりしてるいるわけじゃないけど、べちゃっともしてなくて、これぞ美味しいご飯!という王道のイメージ。
甘みはある程度あるけど、控えめなのかな?
ただ、これが定価10万円クラスと言われると悩ましい気もするかも。。
ただ、普通に美味しくて不満はゼロ。たぶん、このご飯を食べて感動するというよりは、不満ゼロ。全てがちょうど良く、これ以上はいらないけど、これ以下は想像できない。全ての中間というか、みんなこれで良いんじゃないかと思える食感ですね。
「白米、もちもち」
レビューや口コミを見ると硬めしゃっきりより、もちもちふんわりが好きな人が多そうなので、もちもちコースも食べてみます。
普通炊きよりもかなりもっちりとした印象です。
混ぜた感触ですが、コシヒカリだからかベチャベチャにはならず、粒感はまだあって、でもかなり柔らかい。
カレーなどは普通の方がいいけど、普通のおかずと食べる場合はもっちりがいいかも。
これも思いの外、甘味は少なくあっさりしている気がする。
妻曰く、ご飯のおかわりできる定食屋さんのご飯。日立の「RZ-W100DM」のご飯が高級和料亭なら、こっちは昔からある庶民向けの定食屋。
パナソニックのような柔らかさはない。どちらかというとタイガーに近い印象。
吉野家とかの柔らかいご飯よりもしっかりしていて、噛みごたえはある。安い炊飯器で炊いたべちゃっとしがちなご飯と違い、ちゃんと感がある。と言っていました。
だいぶ表面がザラザラしてきましたね。
もっちりを希望するとご飯の表面はこのようになるようです。
妻としてはやはり価格、いわゆるコスパが気になるとのこと。圧倒的おいしさ!という感じはなかったため、割高感は否めない。
価格の高さからか、ちょっと期待値が高すぎたのかもしれない。象印のミドル帯の炊飯器も食べてみたいと言っていましたね。
わが家炊き
全部で121通りあり、お好みで調節できる機能です。この白米、普通とか、もちもち、とかのバランスをさらに細かく好みに調整できるのはいいですよね。
こういう機能って結構コストかかりますからね。コスト増の要因かと思います。
お弁当
次の日のお弁当に入れてもらいました。
正直、思いの外おいしかったです。少し温めただけでも、ふんわりもっちり。これはかなりあり。冷凍やお弁当でもここまで再現できるなら幸せかも。
日立の「RZ-W100DM」はふつうコースだと、少し温めただけでは芯が残ってる?みたいな食感であつあつになるまで電子レンジで温めていました。もちもちコースも少し長めに温めましたね。
普段、お弁当の人はこれだけでも買い替える理由になるかも。
この炊飯器が合う人
やっぱり象印の炊飯器を使っているひとですね。すごく食感が変わるかどうかはわかりませんが、かなり自分好みに炊き上げることができます。
あとは失敗したくない人。飲食店ででてくるような平均点の高いご飯だと思います。硬すぎず、柔らかすぎず、べちゃっとせず、でも適度にもちもちしてて、食べた感もあり、満足度が高い。そんなイメージの炊飯器です。
この炊飯器が合わない人
日立「RZ-W100DM」などの硬めの炊飯器を選ぶひとでしょうか。
まあでも、このご飯が合わない人は少ないんじゃないかな。
まとめ
勝手な評価だと、とても平均点の高い優等生って感じの炊飯器です。予算があるならこれを買っておけば失敗は少ないんじゃないかと思えてきます。
ただ、価格がかなり高価なのでもっと好みにある安い炊飯器に出会えるような気もしますね。ん、、正直悩ましいな。1つ2つランク落として食べ比べしてみたいですね。