つぐのブログ

つぐのブログです。妻に呆れられるほど細かい思考の末、最善の選択で購入させて頂いた「モノ・サービス」をレビューしています

パナソニックの最上位『ビストロ【NE-UBS10A】』を買って初の電子レンジ料理をしてみた

とうとう買ってしまいました!

パナソニックの「スチームオーブンレンジ ビストロ」、しかも「NE-BS2700」の後継機種で「UBS10A」という最上位の高いやつ。

検討期間は約9ヵ月、話せば長くなるのですが最終的には東芝の石窯ドーム「ER-XD7000」と悩みに悩みやっと購入することができました。

じっくり検討して分かったメーカーの違い

どのメーカーも最上位機種が一番個性的だったので、そのフラグシップ機をメインに分かりやすく分けました。

パナソニックは「電子レンジを使って家事である料理の負担を減らしましょう」

東芝は「電子レンジを使って料理の幅をもっと広げましょう」

シャープは「電子レンジを使ってヘルシーで健康的な食生活をしましょう」

日立は「電子レンジ選びに迷ったら他メーカーのいいとこ取り&コスパ良しのうちの機種がおすすめですよ」

って感じの印象です。偏見ありです。

最上位の電子レンジを買った理由(長文なので興味ない方は先へ)

とりあえず安い電子レンジで十分

元々、私がひとり暮らしの時に買った東芝の2万円程度の電子レンジを結婚後も育児後も使い続けていたんです。

そんなある日、電子レンジの温め機能の調子が悪くなり、買い換えを検討することに。

我が家では、というか妻は電子レンジで調理をすることがほぼなく、温め機能とオーブンでグラタンを焼くぐらい。私はもちろん温め機能のみ。

最初に検討したのは、現在の機種と同じグレードの3万円程度の電子レンジ。

最低限の温め・グリル・オーブンを使えるものとしてパナソニックの「NE-MS268」にほぼ決まりました。

電子レンジってすげー

そんなとき、初めてステーキをオーブンで焼いたのです。フワフワで柔らかい!今までフライパンで焼いていた硬めのステーキは何だったんだという話になりました。

電子レンジって使わないの損じゃね?ということで、それから電子レンジ調理にはまっていくことに。ただ、古い機種ということもあり、ケーキがなぜか膨らまず、グリルは焼けすぎ、と不満が続出。この時点で私は調理家電にはノータッチ。

ただ、妻が家電に詳しくなく、機種選定ができない!と言い始め、しぶしぶ料理も作ったことない私が電子レンジを選ぶことに。

育児と調理の両立

全機種の特徴と機能を調べ、説明書と料理集を読みあさり、絞っていくという作業を約9ヵ月繰り返しました。

もちろん、妻にもヒアリングを続け、我が家の料理において発覚した問題点(電子レンジ以外)が1つ見つかりました。

(以前の炊飯器時と同様に、なんで?いつ?なんでそう思った?どうやって対処した?どう解決するのが理想?と詰めるようにヒアリングしすぎると即時ガチギレされるので気をつけましょう)。

妻の料理中でもお構いなし子どもが「だっこ!」「ママー遊んで」「僕もやりたい」と永遠に、、何度、火を止めたことか。というもの。

ひどいときには調理を中断して出前にしたり、途中でやめで旦那の帰りを待つ事も。

もしかしたら、これは電子レンジで負担軽減できる?、、

タッチパネルとの出会い

それから数日後、実機を見てみたいと家電屋に行ったとき、電子レンジのタッチパネルを初めて触りました。

これは快適過ぎる!今まで電子レンジは数字が出てくるだけで説明書を逐一見ないと設定の状況が分からず、たぶん今「ご飯の温め強」になっているはず。ぐらいのレベル感で正直、使いこなす気すらおきませんでした。

なのに、タッチパネルさま。設定の選択肢から料理名、写真、具材まですべて表示されているではありませんか。

本や説明書がなくても目的の場所にたどり着ける!今どきの電子レンジは温度をリアルタイムで表示してくれるのか!さらにスマホで見ていたレシピを電子レンジに送信できるだと!これはちょっと使ってみたい!というかこれが無いと使えない、、

ということで最終的にタッチパネル搭載機に絞りました。

時短・放置という概念

そうなると東芝の石窯ドーム「ER-XD7000」パナソニックの「NE-BS2700」の後継機「UBS10A」になるわけです。

このふたつの違いの中で明暗を分けたのは方向性の近いでした。

パナソニックは「電子レンジを使って家事である料理の負担を減らしましょう」という前述のとおり得意のグリルとセンサーを使用して、短時間で簡単調理に特化。

東芝は「電子レンジを使って料理の幅をもっと広げましょう」の通り、得意のオーブンを利用してもっと美味しく、料理にこだわれる機能に特化。

どちらかというと料理をしている人向けという感じがしました。

もちろん被っている機能も多いのですが、決め手は時短という概念。

例えば、東芝はトーストも途中で裏返しが必要です。カレーもフライパンで炒めたあとに電子レンジで調理します。

しかし、パナソニックはトーストも裏返しなし。カレーもワンボウルに具材を放り込むだけの電子レンジで完結するんです。

作業が完結するということは、今までフライパンや鍋の前に付きっきりだった数十分の作業が必要なくなる。つまり子どもの相手をできる!妻と子どもにとってメリットしかない!という夢のようなことが実現できるかもしれない。

これがマジならこんな助かることはない(妻の精神の安定が我が家の幸せへの近道)

しかもグリルは余熱もなく早い。すべて完璧でした。

高すぎる価格の代償

唯一悩んだのは価格指定されている馬鹿高い価格。。。

妻を説得できず、何度プレゼンをしたことか、、

使えば楽になることは分かっている。が、ルンバやドラム式洗濯機、食洗機と同じように興味ない人にとっては、使わないと価値が伝わらないというジレンマ。

いや分かります。3万円の予定が16万円になっているんですから。。

10年計算で年間1万6000円。月1333円。1日44円。

(実際はキャッシュバックや還元などでもう少しお得)

普段温めにしか使わないあの電子レンジに16万円という壁が高すぎて日割りしても説得できそうにありません。

最終決め手は、「週末はこの電子レンジを使って私が料理をする。この電子レンジなら料理できる気がする」でした。

我が家の料理で抱える問題点(育児と調理の両立)の負担を減らす、ウインウインの提案、、 

NE-UBS10Aが到着

この記事を書くまでに約2週間使ってみました。

(後に撮った写真なので若干汚れが、、)

デザインはかなりシンプルです。パナソニックの最上位はこのデザインが続いていますね。次ぐらいでフルモデルチェンジしたりするのでしょうか。

見た目だけなら東芝の「ER-XD7000」が好みです。これも嫌いではありません。

奥行400mmの台に電子レンジを乗せる

外寸、幅494mm×奥行435mm※3×高さ370mm。ハンドル含まずに奥行435mm!

このステンレスシェルフは一人暮らしときに無印で買った奥行400mm。実店舗と脚のスペック表を照らし合わせて何度も確かめて、イケると判断して購入。

シェルフの手間と電子レンジの面を合わせて設定しています。

ステンレスシェルフの後部は、35mmはみ出しています。ここはコンベクションのファンがあるパーツですが、シルバー色で本体の黒とは別になっているので、ぱっと見た感じの違和感は少ないです。

電子レンジの内部をチェック

これが唯一無二「高精細・64眼スピードセンサー」。

床面を64等分して高速0.1秒ですべてを同時計測。やばいです。

下位機種の「スイングサーチ赤外線センサー」では、1つの眼がスイングしながら約7秒で特定のライン上のみ温度を測ります。

東芝の最上位の「1024ポイント赤外線センサー」は一件凄そうですが、円すい型に庫内をスイングサーチして、食品の場所を検知。必要箇所を1箇所に固定して温度を測定します。最初に広範囲をサーチするものの、温度を測り続けるのは一箇所なんです。

パナソニックの64眼って恐ろしい。

ここからスチームが出るようです。

これが庫内の全体像。凹凸は多いですが滑らかなので拭くなどの手入れはしやすかったです。

一応、天井部分です。ザラザラしていて拭きにくい感じはあります。

実際に使ってみた

16万円前後という高価格帯の電子レンジだけに、多彩な機能を使わないのはもったいない!ということで当分の間、我が家は火を使わないという制限を設けました。

(フライパンしかダメな料理は除く)

焼きうどんを作る

今回から追加された「焼きうどん」です。3人分にしました。

端っこのキャベツが少し焦げている。ちゃんと焼けているようです。

このグリル皿にソースをかけて混ぜるだけで完成です。

お肉もちゃんと焦げ目が付いています。素晴らしい!

最近の冷凍うどんが美味しすぎることもあり、まったく問題なく美味しい!

お好み焼きを作る

グリル皿にもとの具材を並べてみました。

オートメニューで設定し完了!あら生焼けじゃん、、

何が悪かったのだろうか。設定ミス?お好み焼きの厚みが厚すぎた?

追加加熱を15分ぐらいしました。

ちょっと端が焦げちゃいましたが、なんとか完成。

確かに家庭で作るお好み焼きです。ただ、4分割しているのでサイズはかなり小さい。

ちょっとしたおやつのサイズ感ですね。

カレーを作ってみた

完成写真を撮り忘れたのですが、普段の鍋で作るものと同じで凄く美味しい。

私はカレーしか作ったことがなかったのですが、これはもう、、

もう鍋でカレー作る理由ないです。野菜と肉を鍋で炒めて、アクと取り、ルー入れて数分間ずっとかき混ぜる手間が、最初に具材入れる数分で終わり。

鶏のごま風味から揚げを作ってみた

おー!ちゃんとから揚げになってる!から揚げって油に浸けなくてもできるんですね。

これは美味い!以外と簡単にできて驚きでした。

念願のハンバーグを作ってみた

一番興味があったがめんどくさそうで、手を付けていなかったハンバーグ。

アイラップとビニール手袋という後片付けを時短できる道具を使えと友人からアドバイスをもらい、やってみることに。

スマホから送信します。これが地味に便利。

スマホで作り方を見ながら準備して、全部できたらそのまま電子レンジに送信。

おー焼けてる!感動!人生初のハンバーグです。

ハンバーグで頭がいっぱいになり、ソースのことはまったく頭に無かったので、急遽、妻に相談。ケチャップとマヨネーズを混ぜる「オーロラソース」というものがある!と言われ作りました。

妻がカップケーキを作った

オーブンでケーキ作り。これはオートメニュー無かったらしいが、スイーツ系はいつか作ってみたい。

オレンジページの回鍋肉

具材を順番にボウルに入れるだけです。

少し混ぜると回鍋肉っぽくなりましたね。

意外と作れるものなんですね。いやーほんとフライパンいらず。

色々なものを作ってみました

と言うことで色々なものを作ってみました。

14種類を作りました(後半はほぼ妻です)

今のところ、これは無いな!ってメニューには当たっていません。

ご飯を温めてみた

説明書にある規定のやり方ではないので、若干不安。

70度設定でしたが、今回は95度。ご飯の量がすくなかったか?説明書にはラップの状態で加熱してあったので、その影響か?

水を温めてみた

ものは試しと水を温めてみた。用量は180mlぐらい

70度設定で見事69度!素晴らしい。

ちなみにマグカップで280ml程度を温めたところ、70度設定で63度と少し低め。

まとめ

今回、ビストロの【NE-UBS10A】を買ってみましたが、価格以外は総じて満足です。

もちろん価格が高すぎるので指定価格の最安まで待つという案もあったのですが、1年後、2年後まで待つ間に育児と調理の問題を先延ばしにするのはリスクが高く、早めに決着したという感じです。

購入後、この電子レンジをできる限り享受するために一カ月はフライパンを使わないという制限を設けて料理をしているのですが、色々な恩恵を感じることができています。

部屋が臭くない

一番はリビングが臭くならないこと。キッチンとリビングは繋がっているので、フライパンや鍋で調理すると必ず匂いが充満します。今まで適宜窓を開けて換気扇を回していたのが、換気扇だけでOKに。

洗い物が減った

洗い物がグリル皿かボウルの1つに。混ぜ物はアイラップを使っているので、ほぼ洗い物がなくなりました。

ボウルも食洗機にギリギリ入るので、まあ手で洗わなくてもKOです。

火を使わないでの安全

フライパンや鍋を使わないので、子どもに「危ないから来ないで」「触らないで」と怒ることがなくなったそう。さらに調理中は手が空くので子どもへのストレスも減ったとか。

食材費が少し減った

日々の献立に迷い、買い物はいつも安い食材を色々買ってから、後で何を作るか決めていたそですが、ここ最近は電子レンジのメニューに合わせて食材を買っているため、1.2割は食材費が下がったらしい。

料理のバリエーションが増えた

あんまり言うと怒られそうですが、献立のメニュー似たようなものが多かった我が家ですが、妻が色々チャレンジしているため、日々違うモノが食卓にでてきます。

特にスマホで仕事の合間や移動中に見ることができ、メニューも日々増えているので飽きることが無さそうです。メニュー数が固定だと一通り閲覧するともう見なくなりますからね。

さらにいえば、オートメニューの内容もクリスマスおすすめメニューなど季節系から茅乃舎コラボレシピ、「伝説の家政婦」志麻さん監修レシピ、DEAN & DELUCAコラボレシピ、オレンジページコラボレシピ、辻調理師専門学校コラボレシピ、ライザップコラボレシピ、カゴメコラボレシピまで、レシピの守備範囲がかなり多いんです。

こんな料理が半永久的に増えるというは高い価格を出す価値があるかもですね。

スチームオーブンレンジ | レシピ一覧 | Panasonic Cooking |

リンゴとコーンフレーク、ピクルスを使った異色の「クリスピーロールカツ」とか、この電子レンジを買わなかったら出会っていなかったと思います。

何も知らされず食べて、何々?なにが入ってる?と驚きました!

油を使わず健康的

とんかつ、から揚げ、ハンバーグとフライパンに油を引いたり、溜めていた油をまったく使わなくなりました。ヘルシーです。お腹が弱い私としては助かります。

水を鍋で湧かさなくなった

この記事にはでてきていませんが、今まで鍋で茹でていたパスタやゆで卵も電子レンジで作っています。もう沸騰時間を気にする必要ないかもしれません。

ゆで卵は簡単すぎて、完成度高すぎてもう茹でて作ることはしないそうです。

旦那が料理を作り始めた

私のことですが、、

今までの人生で逃げていた唯一の家事。料理に触れることができました。

(今までカレーとパスタ茹でるぐらいしかしたことありません)

妻がいないときの食事は、作り置きがなければ外食か出前か冷凍オンリー。

今はまだ不安なので、妻がいるときに時々アドバイスを聞きながら作っていますが、子どもとふたりぼっちの時でも手作り料理で父の味を提供する日も近いかもしれません。

 

ということで今まだ2週間程度ですが、とくに不満もなく快適そのもの。

個人的にはどんどん調理内容が複雑化していくので、公約をどこまで守れるか、対応できるかが不安です。。