LEDビデオライトがほしい
少し前の話。趣味が完全にブロガー化してきているので、ブツ撮り用に明るいライトがほしいと思っていました。今のところ予定はないですが、いつか動画も撮るかもしれない。そんなこともあり、フラッシュ等ではなく動画も撮れる定常光を探していました。
カメラマンがガチで使っているライトは高すぎるので、中華系ライトを探すことに。種類が多く、迷いに迷ったのですがYouTuberや口コミでも評判の良いこのYONGNUOのLEDビデオライトを買うことにしました。
【YN-600】か【YN600 Air】か
ピックアップしたのは、両方とも5500ケルビンの色温度固定の単色仕様です。口コミではYN-600の方が強力で、YN600 Airの方が光が柔らかいと言われています。正直、ライトは買ったことがないので、どちらがいいか分からない。
YN-600 | YN600 Air |
■光源:白色LED素子 600個 | ■光源:LEDランプ192個 |
■色温度:5500K | ■色温度:5500K |
■演色性:≥90% | ■演色性:≧95% |
■出力:36W | ■出力:40W |
■光束:4680LM | ■光束:4000LM |
■平均耐用時間:50000時間 | ■平均耐用時間:50000時間 |
■照射角度:55° | ■照射角度:110° |
■サイズ:260×188×40mm | ■サイズ:335×255×55mm |
■重量:約1790g | ■重量:約1084g |
結局、両方買ってしまいました。
YN-600を組み立ててみた
可動式レフ板が付いているのがYN-600ですね。思ったより小さくてコンパクト。
背面にはバッテリー用のくぼみと、ファンが見えます。光量は1%~100%で細かく調整できます。
YN600 Airを組み立ててみた
こちらは厚めのディフューザーが付いているのでLEDがほぼ見えていないですね。
背面にはバッテリー用のくぼみがあり、こちらにはファンは付いていません。こちらも光量は1%~100%で細かく調整できます。
HAKUBA 自由雲台 BH-1
ライトの下にはHAKUBA 自由雲台を挟んでいます。これがないとライトの向きが自由になりません。
ライトスタンドは、ETSUMIとAmazonベーシック
ライトスタンドは、数年前に「ETSUMI ライトスタンドM 3段 E-2037」購入していたものを流用。同じものを購入しようとしたら、価格が3倍ほどになっていたので代わりのものを探していたら、、
「Amazonベーシック ライトスタンド」を発見!これETSUMI ライトスタンドに似てるから良さそうだと思い購入!ぱっと見はまったく同じ。
Amazonベーシックのロゴが入っています。これいらないですよね、
細部をじっくりみても同じ!これETSUMIの製品ですね。間違いないと思います。なので、Amazonベーシックの方が圧倒的に安いので、そちらをおすすめします。
YN300Airも購入
かなり小さいライトですが、私はこれを手前から入れる光として使っています。
YN600 Airの小さい版。ちょっとした光がほしい時用ですね。
SLIK スリック 三脚 MINI PRO DQ
ライトスタンド用に三脚のSLIK スリック 三脚 MINI PRO DQを使い回しました。
【YN-600】と【YN600 Air】 の照度を測ってみた
今、部屋は真っ暗です。カメラのISOを上げまくって、照度計の数字が見えるようにしました。
YN-600と照度計の距離2m
電源を入れて光量は最大の100%の状態にして計測したいと思います。
335ルクスでした。照度計は天井を向いています。
照度計のセンサーをライトに向けてみました556ルクスに上がりました。
YN600 Airと照度計の距離2m
電源を入れて光量は最大の100%の状態にして計測したいと思います。
こちらも同じく最大の100%に設定。
こちらも同じくまずは真上。YN-600が335ルクスだったので、約半分に。
こちらもセンサーをライトに。YN-600が556ルクスだったので、やっぱり約半分。
ライトの照度を計測した結果
「YN-600」は「YN600 Air」の2倍の明るさが届きました。思ったより差があってびっくりですね。
スペック表では、YN-600の全光束(ルーメン)は4680LM。YN600 Airの全光束は4000LMで、15%ほど少ないだけでそんなに差がないように思いますが、照射角度55°と照射角度110°の差、ディフューザーの有無の差で、半分の光の量しか届いていないのだと思われます。
この2種類の比較だと照射角度も2倍なので、なんとなく半分なのかなとイメージはできるかもですが、単体で検討していたら計算も難しそうで分からないですよね。
詳しくは下記がわかりやすそうです。
今回使用したのはこの照度計です。もともと会社のミーティングテーブルや仕事デスクの照度を測るために購入したものですが、簡易計測には十分だと思いました。
ペットボトルに光を当ててみた
対象物とライトの距離2m
「YN-600」と「YN600 Air」をほぼ同じ距離において、ペットボトルを置いて撮影してみました。
こちらが「YN-600」です。
こちらが「YN600 Air」です。ISOとシャッター速度は固定しているので、写真の明るさは見るからに違いますね。本当は、、影のシャキッ感とゆるい感じを撮影しようと思ったのですが、どっちも緩い感じに、、
対象物とライトの距離1m
カメラの設定はさきほどのままで、「YN-600」ライトの距離を1mにしてみました。かなり明るくなりましたね。でも、これあれですね。ピントが、、
こちらも同じく「YN600 Air」ライトを1mの距離に移動。上と比べるとかなり暗め。ボトル下部の近くの影を見てもらうと違いがなんとなく分かると思います。
撮影後に気づいたので手遅れですが、カメラ設定変えず、同じ距離撮影しましたが、よく考える光量が倍以上近く違うので、光量が同じになる撮り方をした方が分かりやすかったかもですね、
どっちか1つ買うなら「YN-600」
サイズや光量を色々比較してみました。どちらにもメリット・デメリットはあるので一概に決めにくいですが、どちらか1つならYN-600でしょうか。YN-600の光の硬さは壁に当てて緩めることもできますし、別途ディフューザーを付けることもできそうです。
最大のデメリットになると思った背面のファンも、部屋の温度が22度ぐらいで約1時間付けっぱなしにしていても、気になるほどの音はしませんでした。動画撮影がメインなら顔に優しく照らしてくれるYN600 Airを複数枚購入するのもありかもしれません。
私の場合、小物がメインなので基本室内で撮影しています。なのでAC電源だけで十分でした。バッテリー用は購入していません。
色々な言い訳
サンプルとしては、最近アップしている記事を見てもらえると、です。基本、ライトを使ったときは、大小の2灯だけで撮影しています。レフ板なども一切使っていません。
本当は素材の質感や色、ロゴの映り込みなども綺麗に処理すればいいのでしょうが、スピード命で簡易撮影しているので(という言い訳)、クオリティの低さはお許しを。
ということで、素人なりに色々考察してみました。カメラの知識もライティングの知識も素人なので、プロの方から見ると色々あると思いますが、、
素人でもライトを買うと、天井にある蛍光灯のままよりも綺麗に撮れるから買った方がいいよ!というところで締めくくりたいと思います。
今回購入したのは共に5500Kの単色仕様ですが、「3200K-5500K」と色温度が変更できる同じ名前の別の製品もあるので、購入の際はよく確認した方がよさそうです。
もっと光量が必要な人には「YN-900」という上位機種も存在しています。