REALFORCE R2
東プレと言う会社の「REALFORCE R2」というシリーズキーボードです。それをPFUという会社がアレンジした「PFU Limited Edition」という商品が気になっています。
今までずっとパンタグラフというMacやsurface・ノートPCによく使われている構造のキーボードを使っていたのですが、WindowsのUS配列の選択肢がなさ過ぎて、必死の思いででたどり着いたのは最高峰いわれる「リアルフォース」というキーボードでした。
キーが浅いパンタグラフからすると、良くあるメカニカルやメンブレンなどはキーが深すぎて正直使い勝手がよくありません。
でもこの「PFU Limited Edition」は深さが3段階から選べるという特別仕様。これならパンタグラフからでも何とかなるかもしれない!と考えたわけです。
気軽にポチれない高すぎるキーボード
静電容量無接点方式という業務用に使われている、疲れにくく丈夫な構造のキーボードなのですが、業務用だけに価格も半端ないわけです。定価31350円、、
そこで独自の減価償却理論で計算することにしました。
口コミでは10年以上使っている人が多いので、Amazonのタイムセール価格31350円を10年で割ると年間3135円。月261円で最高のキーボードが毎日使えると思うと安い気がしてきませんか?
しかも、私のキーボードはここ3年ほどで2台壊れています。1つは保証が切れた直後の電池の液漏れ(元から入ってたやつ)、もう1つはコントロールキーのチャタリング。1台1万円弱使っています。
それを考えると良いキーボードを買っても耐久性が高いなら、結果として安いんじゃないかと思うわけです。
Amazonタイムセールで購入
通常は31350円なのですが、定期的に行っているAmazonのタイムセールで26600円になっていたので、これはチャンスと早速購入。
「 R2TLSA-US4-BK」という型番ですね。R2というシリーズ、TLテンキーレス、SA静音モデル、US英語配列、45gのキー荷重、BKブラックです。
このキーボードはキーの押す深さを調整できます。一番上のシートがそれを調節するキースペーサー。
オールブラックのカッコいいキーボードがお目見え!
外見レビュー
PCで作業する空間は、色温度約5000ケルビン、テーブルの照度は約300~350ルクスぐらいに設定しています。
キーの文字が同じ黒系色のため見づらいと口コミであったのですが、一般的なオフィスよりも暗めの空間でも普通に見えますね。何の問題もないです。
昇華印刷の文字は消えにくいらしいですね。指のさわり心地もサラサラしていて気持ち良い。
ライトで若干テカって見えますが、キートップは上も横も同じマットな質感。
側面から見てみました。指に合わせて独特な角度が付けられています。
これ以外と使いやすくていいんですよね。
一応、テンキーの代わりになる数字が側面に刻印されていました。まあでもあまり使うことはないかな。
矢印キーの側面にも音量調整やアクチュエーションポイントチェンジャーの機能が割り当てられています。
surfaceキーボードと比較
すでに廃盤になっているマクロソフトのsurfaceキーボード「WS2-00024」。
リアルフォースと比べると少しコンパクトなのが分かります。
雰囲気はもちろん、高さも全然違いますね。
そういえば、このsurfaceキーボードはレビューもしていました。かっこ良くて好きだったですけどね。
Macのキーボードと比較
今は使っていない、ずいぶん昔に購入したMac用のキーボード。やはりこちらも全然違います。
とりあえず設置
質実剛健な製品感があって私は結構好き。この文章もリアルフォースで書いていますよ。
オールブラックはいいですね。一般的な安いキーボードのような安っぽさも感じません。
マウスパッド兼、デスクマットは「ARCHISS」の5mm厚 ワイドサイズ!「Massive Desktop Mat" AS-MPMDM/L」というのを使っています。
厚さが5mmあるので、テーブルと直に接するよりも手首が少し楽です。また、適度な硬さがあるのでこの上に紙をおいて判子やボールペンで文字も書けます。
これを使う前は革製のデスクマットを使用していたのですが、こちらの方が安くて使い勝手がよくて良いですね。ただ、飲物をこぼすと表面の布がジワーと吸収してしまうので注意。
マウスはロジクールの静音マウス「M590GT」というのを使っています。本当は高機能の「MX2200」を使いたいのですが、あのカチャカチャ音がどうにも耐えられず、ずっとこれを使っています。今2代目です。
キーボードの高さがあるため、今回初めてリストレストなるものを買ってみました。
「FILCO Majestouch リストレスト 17mm厚タイプ Lサイズ MWR/17L-AS」。
キーボードはテンキーレスですが、マウスの操作もこのリストレスト上からできるようにフルサイズ用のサイズを買いました。
この高さに慣れるのか分かりませんが、評判が良かったので買ってみることに。
さすがジャストな高さですね。
とても肌さわりがよく、無駄にナデナデしています。クッション性は少し硬めで手のひらを置いただけでは沈みません。グッとおさえてやっと沈む程度なので手首はとても安定しています。
スイッチのオン位置を調節できるAPC機能
とりあえず初期の4mmの深さは深すぎるため、2mmと3mmのキースペーサーを入れて深さを調整。それに伴い、スイッチオンの位置を調整できるAPCも設定。
キートップを全部外すのは手間ですが、最初だけなので頑張ります。
試した感じ2mmが良さそう。パンタグラフよりは全然深いのですが、押し心地が良かったです。
APCは1.5mmの位置にしました。
10日ほどの使用感
とりあえず、リストレストは基本使っていません。長時間の作業で手首が痛くなったときだけ置くようにしています。
打鍵感
良いですね。音などはYouTubeを見てもらった方が早いですが、シュッシュっとした音しか鳴らないのでかなり静か。キースペーサーを入れるとさらに静かになりました。私自身、そんなにキーを叩かないこともあり、静音マウスと同じぐらいの静音レベルです。エンターは少し大きめのコトって音がします。
キー荷重
45gの均一のキー荷重ですが、数字や記号辺りが少し重いように思います。アルファベットは45gぐらいですが、周辺は50gちょいぐらいの感触。
購入時にキー荷重30gも気になりましたが、スペーサーやAPCが無いのは不安でしたから、これが最良の選択だったと思います(前はあったようですが現在は廃盤に)
タイピング
いつもは下記のレベルチェックでだいたい「A」ぐらいです。調子が良いと「A+」、苦手な場所でつまずくと「A-」あたり。
キーボードを替えたときは「B」まで下がりましたが、1日で元に戻りました。
パンタグラフからの変更なので指の引っかかりで打ち間違えがおこりました。
当たり前ですが、慣れてもタイピングの精度は特別上昇しません。タイピング速度を上げるには、ただただ練習あるのみですね。
腕試しレベルチェック - イータイピング | e-typing ローマ字タイピング
テンキーレス
キーボード購入にあたりテンキーレスかフルサイズかはかなり迷いました。この製品に限らずですが、テンキーはマウスの邪魔になるんですよね。でも数字入力するし。
そこは当人の作業具合次第だと思うのですが、私の場合はテンキーレスにして正解でしたね。やっぱり一番使うマウスの邪魔はよくありません。
テンキーが必要なときはテンキーを別途購入する方が効率的という結論になりました。
ちなみにテンキー付きのフルサイズ「R2SA-US4-BK」はAmazon限定販売品のため、Amazonでしか取扱いがないので注意です。
こちらもテンキーレスと同じく時々タイムセール価格になっているので、少しでも安く購入したいひとは要チェック。入荷数が少ないのか売り切れになると再入荷するまで2.3ヵ月かかることもあるようです。
東プレ REALFORCE R2SA フルキー「PFU Limited Edition」英語配列 (ブラック) R2SA-US4-BK Amazonで見る
まとめ
まだ、購入から半月ほどですが今のところ満足度は高いですね。
確かにキーボードとしては高すぎる価格設定なので、購入には勇気が必要。ただ、完璧なまでに業務用の安心感はあるので、文字をよく入力する人にとっては全然ありな選択だと思いました。
どこかのブログの人が書いていましたが、文字書きが仕事の人間にとっては、ボールペンや筆と同じですからね。商売道具には金を掛けましょう。
ただ、アーロンチェアしかり、EIZOのモニターしかり、何事もほどほどにしないと破産します。こんなご時世ですから。